ひびの好奇心ログ

roka-rokaが日々気になったことを記すブログ。毎日ひとつかしこくなる。

「デビル」/ジョン・エリック・ドゥードル

自殺した人の意味って…(;´・ω・)

※ネタバレあり

 

評価

★2/5

 

デビル (字幕版)

デビル (字幕版)

 

 

世間ではシャマラン監督の最新作「スプリット」で話題持ちきりの中、あえて私はシャマランさんが原案で関わった『デビル』をレビューします。笑

監督は『REC(アメリカ版)』のジョン・エリック・ドゥードゥル。

「スプリット」も観てきたから、そのうち気が向いたらレビューします。

 

 

あらすじ

高層ビルで男が墜落死し、現場に急行した刑事ボーデン(クリス・メッシーナ)は、ロザリオを握りしめた死体に違和感を感じつつも、状況から自殺と判断する。ちょうどそのころ、同じビルのエレベーターが突然停止し、閉じ込められた5人の男女が、照明が消えるごとに1人ずつ無残な死を遂げるという奇怪な事態が起きていた。(シネマトゥデイより引用)

 

 最初、天地反対のビル群や橋などの背景のイントロが面白かった。文字は普通だが背景のビル群などがすべて逆向きなのがなんとも気持ち悪く、これから始まる事件の不穏な感じが出ていた。

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あれ?と思って何度かスマホを逆さにしてみたりしたもんね。笑(スマホで見ました)

そんな背景からの、飛び降り自殺の流れが秀逸。ヘッドホンつけてて、飛び降りに全く気付かず掃除し続ける清掃員のおじさんのカットもよかった。

 

 構成は2パートに分かれる。まず、エレベータの中組。

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おばあちゃん、黒人警備員、パーカーの男、お姉さん、ちょっと髪型がシャマラン監督に似ているスーツの人の5人。この5人が乗ったエレベータが途中停止する。中の様子は監視カメラで録画されており、警備員室で確認することができる。

 

こちらが警備員室。ここには、先にこのビルで発生した投身自殺の件で現場にきていた刑事2人と、警備員2人が詰めている。

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エレベーターが止まり、「すぐ直すから待っててね」と警備員がなだめる。修理員を配電盤などに向かわせるが、特に異常は見られない。しかし、エレベータの電気はついたり消えたり…。そして、消えて再点灯するたびに、5人のうちの一人が死んでいる。

犯人はいったい、5人の中のだれなんだ!?

 ハラハラしながら見たが、まさかの悪魔オチで「REC2(スペイン版)」の時に感じた絶望を再び味わう羽目に…。

 

パニックホラーにありがちな自由行動をする人たち

 要は、悪い事をしていて、それに対して罪の意識を持たない者のところには悪魔がやってきて、殺されますよ、というお話。エレベータに乗り合わせた5人は全員、詐欺師だったり暴力の前科もちだったり、盗人だったりひき逃げ犯だったりと、札付きのワルばかりだったのである。それがわかってからは「まあ、この人たち殺されても仕方ないのかも」と、なんだか「頑張って生き延びてェ!!」と応援する気持ちを失ってしまった…。一応、嘘を吹き込みまくって無罪の人を落としいれるという心理戦もあったのだが、基本的にみんな協調性ないし、パニックホラーでありがちな、「なんでそこでその行動とっちゃうの!?」的な行動があったりで、ハラハラというよりはイライラしながらじりじり観るという感じ。

悪魔が選ぶ基準がわからない!

最終的には悪魔(が取り憑いたおばあちゃん)が犯行に及ぶわけだけれども、悪魔の許す/許さないの判断基準がよーわからん。詐欺や財布盗ったような犯罪で殺されるのなら、世界中至る所でこういう事件が起こるわけだし、もっと凶悪犯罪者に絞ってもよかったのでは。さらに、ひき逃げ事故を起こした犯人は最終的に「すみません…」と自分の罪を認めて助かるが、何の罪もない作業員や、助けようと献身的だった警備員リーダーのおっちゃんは死んだ?し…。一応冒頭のナレーションで「悪魔の儀式が始まったら、関わった善良な人も犠牲になり…」とか釈明しているが、どうしても理不尽感が否めなかった。

個人的には、最後、刑事がひき逃げ犯を連行するときに、一度は自分の弱さを認めたものの結局許せなくて殺そうとして、ひき逃げ犯の顔も悪魔のおばあちゃんみたいな顔(目が全部黒目)になって…ギャーーーーなエンドを想像していたから、すんなり刑事が許して「悪魔がいても大丈夫、神もいるのだから…(*'▽')」なほんわかエンドを見て、なんだか拍子抜けしてしまった。笑

謎だったこと

1.飛び降り自殺の人はなんだったのか

冒頭の飛び降り自殺の人は一体なんだったのか…。物語とは特に関係ない、単純な飛びおり自殺?刑事をあの近辺に連れてくるための演出?それだったら必ずしも飛び降りっじゃなくてもいいような…何か見逃してたかな?

2.女刑事?とイチャコラしていたのはなんだったのか

女性刑事的な人と、妻子をなくした刑事がキャッキャ談笑する場面があったのだけど、あれって演出上必要なことだったんだろうか…。なんとなく「彼女できたからそこまで妻子に未練なくなった=犯人のことも許しやすいメンタリティだった」みたいに考えられなくもない気がして。